2022年10月2日 市民公開講座のお知らせ

性教育講演会のお知らせです。申し込みをいただければどなたでも受講できます。無料です。もう、次の日曜日(10月2日)です。

申し込みをいただくと、Zoomを使っておうちから受講できます!

下のおしらせ画像をクリックすると、申し込み先(愛知県保険医協会)に飛びます。

川村真奈美医師。

中学、高校で数多くの性教育講演を実践なさっています。

国政選挙で引越三ヶ月縛りは厳しい…

参院選が終わり、投票率が今回は52.05%とのことでした。3年前の参院選のそれが48.80%だったので3%(3ポイント)少々、伸びはしましたが半数の人が投票へ行かなかったのです。けさの中日新聞では、自分が投票しても何も変わらないから、といって投票しない若い世代のインタビュー記事がありました。

一方、投票する意欲をしっかり持っていたのに投票できなかったという話を聞きました。それは新しい住所地では3ヶ月経過していないと投票できないというルールがあるからです。もちろん所定の手続きをして投票できる方法はあるのですが、今回、実際に転居先から手続きを試みた人(社会人)の話をきくと、それはちょっと無理だなあと思えるのでした。

異なる市町村へ転出して、住民票を移したらそこから3ヶ月経たないと引っ越し先で投票できません。今回選挙人名簿ができたのが6月21日でしたから、普通に新住所地で投票できるためには3ヶ月前の3月21日までに転入手続きが済んでいる必要があります。

選挙の公示から二週間ちょっとありましたけれど、そのあいだに役所に連絡やりとりして用紙を手に入れ、さらに投票日(7/10)の前日までに、選挙管理委員会のある会場で投票しないといけないそうです(どこでも投票できるわけではないのです)。記入された投票用紙は元の市町村に送られるらしいです(すると、誰が誰に投票したかわかってしまうのじゃないかしらという懸念もわきます)。詳細は市町村によっても異なると思いますが、いま土曜の郵便配達が無くなったことも大きく、手続きのやりとりで日にちが間に合わなかったそうです。

3月は異動の時期です。転勤や進学でこの春、住民票を動かした多くの人が当てはまったと思います。なんとも、残念なことです。

2022参院選 公示は6月22日

来月、2022年7月10日は参議院選挙です。あす6月22日が公示です。

6月19日中日新聞サンデー版で「参議院を考える」という特集がありました。一票の平等についてや衆議院との違いなど、色々わかりやすく書いてありました。

今月はじめから、私は患者さんに「来月の選挙行きますよね、?」と問いかけしつつ、候補者を決めるのに参考としてほしい資料を渡しています。もし行くつもりが無いとか選挙があることを知らないという人がいたら投票を勧め、お知らせするつもりで渡しています。いま18歳から投票できるのだなぁとしみじみ思いつつ、選挙権のある十代患者さんにも渡しています。選ぶためには知識・情報が必要です。

中には投票しないという患者さんもいらっしゃり、理由をきくと、自分が投票したひとが当選しないから…だそうでした。でもその一方でその人は、職場で頼まれた相手には投票するのだというのです。それはいかにも、残念なあり方ではないでしょうか。その方はたまたま、医療の公費受給資格を持つ方でした。でも、その制度は当たり前に続くでしょうか。

選挙は、自分の考えを持たないといけない大事な局面です。自分の持っている権利をきちんと活かす。あきらめないことが大切です。

選挙とは別に、配布している資料があります。憲法について集めている署名チラシです。署名に賛同してくだされば嬉しいですがその前に、憲法について意識をむけ知識を得て欲しい気持ちで配っています。ひごろ憲法について考え、情報をチェックすることがあまり無いのではないだろうかと思うからです。

憲法をいかすことは、生命・暮らしを守ることです。

この署名チラシには自民党の掲げる改憲4項目について説明があります。いまの与党は選挙で議席を多く得て改憲したいわけですが、私たち国民はそれがどういうことか、何をもたらすか、しっかり知っておかないといけません。

★現政権が防衛費にあてるお金の額をGDPの1%以内から2%に、と主張していることについて。

Global Firepowerという国際的な軍事力の比較サイトがあります。それによると2022年5月の時点で日本の軍事パワーは世界142カ国のうち5位です。そんなに強かったんですね。それがGDP2%となると、世界第三位となる計算なのだと聞きました(*)。そんなにする必要があるのでしょうか。防衛費を増やすということは、別のところは減らすという意味です。医療福祉は減らしどころとしてマークされています。

(*戦争とメディア、というシンポジウムをYouTubeでみることができ、そこで聞きました)

★緊急事態条項について。…緊急事態宣言vs緊急事態条項

「せやろがいおじさん」という方のYouTubeをみてわかりやすさに感動したのでリンクをしておきます。「緊急事態」と耳にすると思い浮かべるコロナの緊急事態宣言と、この緊急事態条項とは全然ちがう話です(あたりまえの話ではありますが)。では緊急事態条項とは一体どういうものなのか。ぜひ、リンクの動画をご覧になっていただきたく存じます。

にがおえ!

上の動画をみて、描きたくなりました。武井咲さんと武井壮氏の話が出てくるからです。

殴る蹴るだけがDVじゃない

https://www.change.org/p/殴る蹴るだけがdvじゃない-dv防止法を改正して被害者の保護を拡充してください

DVとは domestic violence の略語です。「配偶者や恋人など親密な関係にある、又はあった者から振るわれる暴力」という意味です

DVは身体的暴力だけでは、ぜったいに、ありません。くわしくは、このキャンペーンサイトの文を読んで頂くとわかりますがモラハラ(モラルハラスメント)も大変なDVなのです。でもDV防止法では救済の対象となっていません。またモラハラは、被害者自身がそうと認識していないケースがとても多いです。啓発してゆかないといけません。

日本では”交際相手”は法の対象となっておらず、被害者は守られません。(そんなばかな…ですが、そうなのです)この点でも法整備が必要です。

なんとかしなければなりません。このキャンペーンでは体験談も募っています。議員へのロビー活動(政策に反映させるための活動)に使うためです。ぜひご協力ください。

暴力で関係改善は、むり

きょう2022年2月25日の中日新聞一面記事はロシアがウクライナに侵攻したことだった。昨日午後のラジオ番組では、ロシアによる侵攻をうけてリスナーがさかんに投稿しているのをパーソナリティ氏が読み上げていた。みんな心配している、怒っている。

今日の新聞記事の解説には、こうあった。

武力で隣国との関係を改善しようとするのは相手を見下した大国のおごりと言える

まったく、相手を見下したことである。それはそのとおりだ。しかし”関係を改善しよう”としているのかというと、違うと思う。力でいうことをきかせたいだけだ。DVと同じ。