当院は婦人科クリニックなのですが、高血圧治療も併せて行う場合が少なくありません。年齢が上がるにつれ、血圧が高くなってきて服薬が必要になってくる人が多いためです。たとえば閉経後、ホルモン補充療法と一緒に降圧剤も処方します。科ごとに別々だった病院勤務時代よりも、全般的に治療にかかわるようになりました。もちろん研鑽は欠かしません。今夜も高血圧治療についてレクチャーを聴きました。
きょう聞いた話は昨年11月に高血圧治療で使えるようになった薬剤をテーマとしたものでしたが、高血圧治療について総論(根っこの基本的なこと)もデータをもとに説明がありました。
家庭血圧が大切なこと
血圧管理は、ゆる〜くではなく、収縮期(上の血圧)130mmHg未満、拡張期(下の血圧)80未満に、ちゃんと持って行くのが良いこと
これらは既知のことで、患者さんにもおりにふれ話してきたことでした。今日の話で再確認できました。
もちろん、投薬のまえに減塩をすること、早寝をすること適切な体重をキープすることは大事なポイントです。…若かろうが、血圧が正常値であろうが同じです。お子さんも、夫さまも、家族じゅう減塩がよいのです。