今年のえと、うし

水牛の親子 牛でも馬でも、子どもは親の近くから離れないので紐でつなぐ必要がない

八重山諸島で撮った写真をもとに、おえかきソフトのメディバンペイントを使って描いた。うまれて二週間くらいの仔ウシがかわいかったので絵を描きたくなった。

「タバコ病辞典」

副題の「吸う人も吸わない人も危ない」というのはどういう意味かというと、受動喫煙の健康被害が大きいということ。自分ではタバコを吸わないのに、受動喫煙のためにやっぱり危ない、という意味です。本をひらくと、解決しなければならない課題のひとつが「受動喫煙の有害性が過小評価されている事実がほとんど知られていない」こととあります。タバコのもたらす病気について、データをたくさんのせて解説してあります。

編者、監修者は禁煙活動で名だたる医師やジャーナリスト。

2004年5月5日第一刷発行。

ふせんを沢山はってあるのは、この本から多くを学んで健康教育に役立ててきたから。

Tobaccoをタバコと書く。”たばこ”と書かない。下記の受動喫煙撲滅機構のサイトにくわしく書かれていますがこれは、多くの禁煙活動団体で遵守されている表現です。大きな理由はタバコは外来品であり、外来語だから。「びいる」「わいん」と書かないのと同じ。それから、ひらがなや漢字で書くことで日本古来のもの、または定着しているものという誤解を生じさせないためです。

公益社団法人 受動喫煙撲滅機構

私が喫煙する患者さんはじめ周りの大切なひとに禁煙をすすめるのは、健康問題はもちろんですが、きのうのブログに書いたようにごまかしやウソでひとをニコチン中毒にするビジネスに怒りを覚えるからです。

タバコ産業の実態

手元にある本、題して「悪魔のマーケティング」。訴訟や内部告発によって公になった欧米のタバコ産業の内部文書のおかげで、欧米のタバコ産業が驚くほど計画的に、しかも組織ぐるみでウソをついてきたことが明らかになったという。この本は、その文書の中から「証言」をひろいだしテーマ別に紹介してある。

2005年1月初版の本。私はこれを2005.3.16に楽天で買ったと扉にメモがあった。

私は2002年から学校で健康教育(性教育)講演をしてきた。同時期に、「禁煙ネットワーク」という団体に属する医師からタバコ産業の考え方がどのようなものかを教えてもらった。喫煙で早死にするおとなの欠員補充だ、として子どもをターゲットにマーケティングしているというのだ。まさに悪魔のマーケティング。極悪非道、ゆるせない。日本でも、かっこいいイメージ、パッケージのかわいさで女性や子どもに目を向けているのは間違いなく、喫煙による健康被害は明らかなこと。吸い続けると1,2ヵ月で中毒になるという。ニコチン中毒になったらやめるのは困難だ。それで熱意をもってタバコの健康被害のこと、タバコの真実を、講演内容に盛り込んで喫煙予防を啓発してきた。

幸いだんだん、日本もタバコを吸わないのが当たり前の社会になってきた。健康教育講演に用意するスライドはタバコ関連のものから、HIV・性感染症、ネット、メディアリテラシーのことなど新たな問題に対するスライドにおきかわったこのごろである。

高血圧かどうか!?測ってみましょう家庭血圧

体重計は、たいていの家にあるようです。健康管理の基本ですね。そこに血圧計も加えましょう。体重計と血圧計、あわせてヘルスメーターです。

病院にくると血圧があがってしまう…緊張すると上がりますね。でもほんとうに高血圧症だったらいけません。みわけるために、ぜひ家庭血圧を測る習慣をつけましょう。測定のとき気をつけることは下記の三つです。

  1. 朝おきて、排尿したあと(尿をがまんしていると血圧が上がります)
  2. 活動開始前に測定(台所に立ってしまうと測定しそこねます!)
  3. 上腕で測定(手首計ではなく、上腕計を用意しましょう)

パジャマのまま測定してもOKです。薄手の衣服なら衣服の上から巻きましょう

高血圧の基準家庭血圧 135/85 mmHg

#合併症のない75歳未満の成人では 130/80 mmHg未満 が望ましいです

高血圧の予防ポイントは下記の3点です。

1に減塩、2に適正な体重(肥満で血圧は上昇します)3に忘れてならないのは早寝(よふかしをしないこと)です!

オリーブオイルはやっぱり、いい

よく、栄養のことで患者さんに魚を勧めるが、においやぱさつきが気になるという意見をいただく。においが嫌い、上手に焼かないとパサパサして美味しくないのだと。確かに。

ちりめんじゃこと大根おろし、そしてオリーブオイル。和食からイタリアンなおかずに。

特売で切り身を買ってきた。シンプルに塩焼きしてオリーブオイルをかけるだけ。簡単で、おすすめ!

魚特有のにおい、ぱさつきをおいしく解決するのがオリーブオイルである。魚の香りとオリーブオイルの香りが合うのだ。そして口当たりもまろやかになる。ぜひ、ためしてほしい。

この本を去年の夏に図書館で借りて読んだ。分厚い。(全部は読めず返却した)

イタリアでも、アメリカでも、正しく良いオイルの生産者と、ひどい偽オイルを売るあくどい業者があることがわかる。

そして、ほんもののオリーブオイルは本当に素晴らしい物だということがわかった。