閉経後…しっかり栄養をとろう!

ほんの100年くらい前までは、ひとは50歳くらいで寿命を迎えていた。今は女性は80歳代まで生きることが多くなった。ただし卵巣は相変わらず50歳くらいで勝手に引退してしまう。

卵巣の引退すなわち閉経。卵胞ホルモンが欠乏する状態になり、色々変化が起こる。脂質が上がり、骨密度が減っていく。そこで、卵巣の引退と、ヒトとしての寿命の橋渡しをするのがホルモン補充療法(HRT)である。

HRTをやるだけではもちろん、足りない。栄養と運動がだいじ。高齢女性はタンパク質をしっかり、とらないといけない。コレステロールが上がらないように肉と魚をバランスよくとっていきたい。

おかずを作るのに、おすすめの調理器具がある。電気圧力鍋である。去年、象印の「煮込み自慢」を買い、いまや炊飯器より頻繁に使用している。なにしろ材料を入れてふたをしめたら調理はもう電気鍋におまかせ、そばに居る必要がない。その間に自分は他の仕事をすることができる。これはすごく便利でうれしいことなのだ。

魚は、やっぱり養殖より天然ものが美味しいのかな

おかずを作りながら、ちょっとデスクワークをする。数十分すると、鍋が音楽を鳴らして出来上がりを知らせてくれる。「おかずができましたよ、ごはんにしましょう」というように。

子どもの頃は、本を読んだり日記をかいたり、自分の好きなことだけやれていた。ごはんは親が作ってくれていた。生活をまわす責任のないころは、ほんとにラクだった。

歯科受診、成長期の健康管理は重要!

今週はじめ、ついに歯の処置(抜髄)をしてもらった… かつて、子どもの頃う蝕させてしまった奥歯。小学生のころ、どんどん永久歯がはえてきた頃、もっと歯の健康を守る知識と実践ができていたらと本当に悔やまれる。

う蝕してしまった歯は削るしかない。サメのように次から次から生えてくれば良いのだけど。せっかくの永久歯を守れなかった…取り返しのつかないことだ。

昔、歯の処置では麻酔の注射が痛くて辛かった。最近は上手に圧を掛けることのできる器具があり、おかげでずいぶん楽になった。それでも、まあ、処置中は痛い。

ああ、いま、すっごいブスい顔しているんだろうなあ…と思いつつ処置をうける。歯科受診をきっかけに歯科医相手に恋愛できてしまう芸能人は、やっぱり美人だからだろうなあ!

ほんとうに、成長期の健康管理はとっても重要なのである!とりかえしが付かないことがあるのである!!歯のほかにもたとえば骨量の獲得。これは十代、それも十代前半の栄養摂取がものをいう。

成長期にどれだけ骨量を上げておくかが老後寝たきりになるかどうかに関わります。20歳の時点でどれだけ骨の蓄えがあるかが鍵です!!

あいち健康ナビへのリンク

女性の外陰コンディション 年齢による変化

今日の外来で、患者さんから受けた質問。「先生は、患者さんみんなに40歳を過ぎたらGパンはやめるよう言っているということでしたが、なぜですか?」…Beautiful question!! よくぞたずねてくださいました。お答えは以下のごとくです。

40歳を過ぎる頃からじりじり、女性ホルモン=エストロゲンは右下がりとなります。クルマで言うと10万キロ、20万キロ走ってがたつきはじめたと、そういう感じ。リズムの良い排卵周期を維持できなくなります。月経周期が短くなったり、不順になるのはそのためです。エストロゲン分泌が落ちると外陰の皮膚・粘膜そして膣内環境は変化し始めます。

卵巣が元気な頃は、つまりエストロゲンがしっかり出ている時は エストロゲンの作用で外陰や膣の上皮細胞が健やかです。エストロゲンが落ちてくると、膣上皮細胞の数が減り、膣粘膜は薄くなります。それで膣の乾燥感・性交痛・出血・尿道の痛みなどが出るようになります。Gpanをはいて外陰を締め付けるのはよろしくない。デニムの厚い生地で蒸れたり擦れたり、炎症を起こしてしまいがちなのです。

膣の粘膜細胞の中ではエストロゲン低下によりグリコーゲンの蓄えが落ちてきます。すると、それを栄養にしていた善玉菌(乳酸菌です)が減ってしまいます。乳酸菌が元気だと膣内は弱酸性となり病原菌の増加を防いでくれるのですが、乳酸菌が減ることにより、皮膚や直腸に常在するバイキン(大腸菌やブドウ球菌)が増殖しやすくなってしまいます。Gパンやガードルのように蒸れる衣服を着ていることは、これを悪化させます。おりものがおかしくなってしまう(増える、におう)のです。

女性誌の表紙を見てみますと、50歳代かそれ以上をターゲットにしたものですと、モデルさんの着ている衣服がゆったりしていますよね。ピタッとしたスキニーやジーンズではない。

10年くらい前は「ユニ◯ロ」や「あか〇れん」の女性服売り場ではパンツばかり売っていて、なんだかな〜と思っていたのですが この頃はスカート、それも長い丈のものが多く売られており私は嬉しいです。

本「おうち性教育はじめます」のすすめ アゲイン

2020年3月3日発売のこの本は、好評をえて売れ行き良好とのことです!

以前のブログで本と村瀬さんについて紹介させていただきましたがもう一度、のせたいと思います。きのう守山区の書店でレタスクラブのバックナンバー(7月号)が売られているのを見ました、そこで4ページにわたってこの本が紹介されていたのです。また「コミックエッセイ劇場」というサイトに、いくつもの章が紹介されているのをみつけました。

コミックエッセイ劇場….https://www.comic-essay.com/episode/285/

レタスクラブのサイトでの紹介….https://www.lettuceclub.net/news/serial/11266/

KADOKAWA より。1300円(税別)です!

外来で、来院される方の目に付くところに置いています。

本の帯にあるとおり、小さい頃から発育に応じて、段々つみかさねていくのが大事なのです。

子どもたちはちゃんとした情報を得たいと思っています。

子宮のサイズは〇〇大

患者さんに、状態や疾患について説明するときに ふつうのサイズの子宮ってどれくらいの大きさなのかを伝える必要がある。どのあたりに位置しているかなど、いろいろ。保健体育で習ったかと思う。でもたいてい、あまり知識がない。排卵と月経の関係もふたしかである。

微分積分とちがって卒業後も必要な、たくさんの、色々大切なことを保健体育で習うのだがあまり知識が定着していない。かなり残念だし問題なことである。これを解決するためには国策として、健康教育・性教育がなされるようにならないと無理だと思う。

通常の、成人女性の子宮は洋梨型をしていて、子宮体部と頚部と呼ばれる部分がある。子宮体部はにわとりのLサイズの卵くらいの大きさ。子宮全体として縦 7~8cm, 横幅と厚みは4〜5cmといったところ。

てもとにゴム製の模型がある。前院長がずっと使用していたクラシックなものだ。

この模型の、卵管や卵巣については長さなどいまひとつのため参考程度に。

昔の教科書では正常を鶏卵大、それより大きいと鵞卵大(がらんだい、ガチョウの卵の大きさ)、それより大きいと手拳大、と表現していたのだった。医師が内診をして、触診して把握するサイズ感である。”手拳大に腫れた子宮筋腫は手術適応だ”といっていたものだ。いまは表現法や治療法がかなり変化してきた。

手拳大、といっても、個人差があるしね

超音波検査がどんどん進んできたのはちょうど私が医師になるかならないかの頃だった。経膣超音波のおかげで子宮のサイズはmm単位でリアルタイムで計測できるようになった。もう、手拳大、といったアバウトな表現はする必要がない。そして指先くらい小さい筋腫でも、有り場所によってはひどい過多月経を起こして手術適応になることもあるし、10cmほどの筋腫があっても月経量が少なければ痛くもかゆくもないのでずーっと持って生活できていたりする。

私は小学生のころ飼育委員だった。ガチョウの卵を実際見たことがある。だから鵞卵大っていう表現をみてイメージできたが、私くらいの年代の医師でも、100人が100人、ガランダイと言われてピンとくるわけではないと思う。なお、東山動物園へいくと、いろいろなトリの卵をみることができる

ガチョウはアヒルよりからだが一回り大きい。子どものころの記憶では、アヒルの倍くらいな背丈に感じた。

卵を産んだので、家庭科の先生がケーキを焼いて食べさせてくれた。大きな黄身で色も濃かった。

飼育小屋の掃除をしようとデッキブラシを持つと、長い首を曲げくちばしを低くし攻撃姿勢で近寄ってくる。結構こわいのだ。