出かけるついでにハガキを書いて出そうと思った。御礼のハガキだ。ささっと書いて素早く出したい。ところが文を書いている途中、漢字が出てこない。くつ。どういう字だったっけ!出かけるまぎわなのでパソコン起動がめんどくさい。手元に漢字辞典が無い、英和辞典ならある。これでshoesを引いてみよう!…あ、くつ、と平仮名でしか、書いてない…。
ガラケーを取り出してメールを打つ画面をだし、靴、という漢字を確認した。手書きが減ったためだろう、ほんとに字を忘れてしまう。
出かけるついでにハガキを書いて出そうと思った。御礼のハガキだ。ささっと書いて素早く出したい。ところが文を書いている途中、漢字が出てこない。くつ。どういう字だったっけ!出かけるまぎわなのでパソコン起動がめんどくさい。手元に漢字辞典が無い、英和辞典ならある。これでshoesを引いてみよう!…あ、くつ、と平仮名でしか、書いてない…。
ガラケーを取り出してメールを打つ画面をだし、靴、という漢字を確認した。手書きが減ったためだろう、ほんとに字を忘れてしまう。
そろそろ食器洗い洗剤が無くなってきたので作りました。使うぶんずつ、台所で作ります。簡単です。生協で売っている、粉末の純石けんが万能なのです。
粉末状の石けんには、昔ながらの石けんのほかに、合成洗剤があります。合成洗剤ではこのようなジェル状石けんは作れませんのでご注意を。また食器を洗うとき、合成洗剤より食器が滑りやすいので慣れるまでは気をつけましょう。(慣れてしまえば平気です)
おなじ粉末でも、石けんと合成洗剤は似て非なるものです。
衣服の洗濯でも、合成洗剤と純石けんでの洗い上がりは純石けんの勝ち、です。柔軟剤は要りません。ただ、石けんは泡立つよう充分な量を使い、よく混ぜて溶かさないといけません。このごろ、つい、めんどうになってしまって固形のポンと入れるだけの合成洗剤で服など洗濯しています。でも、純石けんの粉石けんは、いろいろな洗剤として使えるので常備しています。家中、からだじゅう、洗えます。
実は頭髪も1年以上前からせっけんで洗っているんです!髪用には、火山灰入りのとか馬油いりの石けんとか、ちょっといいやつを使うこともあります。リンスはあんまり要らないけれど、するなら、酢とかクエン酸を溶かしたお湯ですすげばOKです。…それでどうかというと、かかりつけの美容師さんから、髪が扱いやすくなったと評価されるんです!!
今まで、とくに肌にトラブルのある患者さんに、せっけんのことを説明してきました。診察のときに、肌が乾燥してがさがさ、乾燥するとかゆみが出るので皮膚にかきむしった跡まである方があります。ボディシャンプーを使っているかどうかと聞きますと、たいてい、当たります。
合成洗剤の一つであるボディシャンプーは皮脂を取り除く力が大変強く、肌のバリアをこわします。使って平気な方はよいのですが、肌にトラブルのある方は、純せっけんで洗うほうがよいのでは。
2000年4月に手に入れた石けんの本が素敵。しばらくオリーブオイルと水酸化ナトリウムを使って固形石けんを自作していました。(いまはもう、やっていません)
本が痛まないようフィルムを貼って、付箋紙をはさんで。石けんバイブルです。
前田京子「お風呂の愉しみ」飛鳥新社
著者の前田京子さんは、自分と同じ年齢。文系かな?理系かな?本の、エッセイ部分もレシピ部分もいいです。むだがなくてわかりやすい。多分この本のおかげで石けんを手作りする人の数が増えたことでしょう。この本がヒットしていたころ同系列の本が書店にたくさん並んでいました。私はこの本だけで十分だと思いました。基礎から各論まで書いてあります。
これで純石けんのことに目覚めたというか、それまで石けんのことに関心がなかったけれど、色々勉強してからは合成洗剤や高価な石けんは要らないんだなあと思うようになりました。
合成洗剤には蛍光剤が入っていることがありますが、蛍光剤は発ガン性物質です。そのため食品を入れたり、口をふいたりする紙コップや紙ナフキンには蛍光剤を入れてはいけないことになっています。洗濯だって…ハンカチ、給食のナプキンやエプロンなど、洗います。それでも洗濯用の洗剤に蛍光剤を入れてはいけない法律は無いので、洗濯物が美しく洗い上がったようにみせるために、入れてあるのです。
むかしながらのせっけんは、油脂と苛性ソーダNaOHとをゆっくり反応させ、時間をかけてつくりました。高校化学で習う「けん化法」という化学反応です。これによって、材料は脂肪酸塩とグリセリンとに変化し、固まります。脂肪酸塩が汚れを落とし、グリセリンは汚れをおとすほかに、肌を保湿する働きがあります。
自分でせっけんをつくってみると、できあがりはチーズかケーキのようです。純せっけんを作る仕事の人たちは、せっけんを「炊く」というそうです。昔のせっけん(純せっけん)は、ねずみがかじりました。今世間にあふれる添剤(エデト酸塩)入りのせっけんは、ねずみもかじれません。
マンガ家の赤星たみこさんが、石けんに詳しくて昔から色々情報発信なさっています。https://akaboshi.exblog.jp/26782594/
今日みつけた「石けん百科」というサイトで石けんのこと、色々かいてあります。https://www.live-science.co.jp/store/c/ncjji/
閉経後、できるだけ早めにはじめたほうが良いのがホルモン補充療法(HRT)です。わたしも行っています。外用剤が効果の点で優れていますので、テープやジェルをつかっています。ジェルには二種類ありますが、ボトルタイプのものは一本で40日ちょっと、もちます。
卵胞ホルモン含有ジェル。使い終わりがわかりやすいよう、開封日をペンで記録すると良いです。
メーカーは、発売当初から長らく資生堂でした。今後、製造販売が製薬会社に変わることになりました。
工場はどこに変わるの?とその製薬会社さんに尋ねてみたんですが…詳しいことをお答えできないと… なぜだろう。
ジェルは上記のほか大腿に塗る薬剤もあります。
HRTについて少しだけ説明したいと思います。
平均閉経年齢はいま、50.5歳と言われています。日本女性は長生きになりました。以前は閉経年齢と死亡する年齢が同じくらいでした。ところが今は違います。平均寿命より30年以上も早く引退してしまう卵巣。でも卵巣ホルモンは女性の健康に、とても大切です。切れちゃうのは困る。そこで閉経年齢からもうちょっと先まで、女性ホルモンの橋渡しを(ちょこっと)するのがHRTです。
卵巣ホルモンには二種類。卵胞ホルモン E (estradiol) と 黄体ホルモン P (progestin)
じつをいうと、HRTは、卵胞ホルモン(E)を補えば事は足りるのです。でも、子宮内膜の保護をするために、子宮のある人は黄体ホルモン(P)も一緒に補う必要があります。
筋腫などで子宮を摘除ずみの方は、卵胞ホルモンのジェルやテープだけ使えばいいから、いいな〜っと正直思いますよ!
卵胞ホルモン(E)にはジェル、テープ、錠剤とあり。
テープなどがどうしてもかぶれてしまう場合には錠剤もありますから大丈夫。
黄体ホルモン(P)は、現在のところ錠剤しかありません。ただしE+Pの合剤でしたらテープのものがあります。↓
ひとつだけ、EとPと一緒に外用で補えるテープ型の薬剤があります。
海外では黄体ホルモン剤も天然型という、いいものがあるのですが日本では未発売。本当に女性医療は何歩も遅れているのです。女性はどんどん社会で輝いて、声を大きくしていかなければなりません。
むかし治療してもらった奥歯のむしばが痛む。二次カリエスといい、年月が経つとどうしても、二次的にう蝕してきてしまう。
虫歯は、削ってもらうしか仕方ない。傷が治るのと違って、う蝕した部分がもとにもどることはないから。
わたしは保険医協会という団体に属している。保険診療を行う医師、歯科医師の団体である。そこで色々な医師、歯科医師と話をできる。いつか、歯科のドクターが嘆いていた。
”患者さんは、だいたい、歯を「削られた」という。「削ってもらった」とは言ってくれない”
と。それは確かに、言い方が正しくない。治療者に対してあんまりな言いようだと思う。
虫歯になって、それ以上う蝕が進まないようにするには腐った部分を削って取り除くしかない。そして削った部分は金属などで補填して、噛めるようにする。それが虫歯の治療というもの。さらに日本の歯科治療技術に対して、こちらが支払うコストは桁がひとつ小さすぎるくらい少ないものがあると思う。申し訳ないくらいの気持ちで受診すべきである。
陰毛処理 今日このごろは外来で毎日見ない日がないくらいありふれた 陰毛処理をした人たち
10年以上まえ、年に数人、陰毛処理をしている20代の若い人たちがいて 私は気になった。陰毛を、すべて あるいは膣周囲にかけて処理している。理由を問えば、つきあっている彼からいわれて不承不承、やっているという。
それがいまは年齢層が広まった。中高齢のひともやっている 加齢すると なにもしなくても陰毛は寂しくなる(減る)のだが,,,。自分で剃ったり、老いも若きも数十万かけてエステに通ったりしている。
外陰の皮膚はからだの他の部分とは異なる。薄いのだ。直下の脂肪組織が薄い皮膚によっておおわれ、ふわふわした大陰唇とデリケートな小陰唇粘膜に続いている。陰毛をなくしてしまったあと、ひりひりした外陰部の皮膚を目にするたび私は悲しくなる。じっさい、接触性皮膚炎などのトラブルで来院する患者さんも多いのだ。とくにこの頃は外出自粛が関係してか、多い。
陰毛は、よく、桃やりんごにかけてあるネットと同じ役割をはたす。デリケートな皮膚を保護するのだ。
そして薄くても空気の層ができるので蒸れの予防にもなる。陰毛のせいで蒸れるというのは違うのではないか。Gパン、スキニーのズボンやガードルなど、しめつける衣服のために蒸れているのではないだろうか。素足でスニーカーを履くのと、薄いストッキングを一枚はいて履くのと比較してみると、ストッキングを履いているほうが蒸れない。それと同じである。
手足の脱毛は、ひとの目にふれる場所の処理である。それに対して外陰部の脱毛は意味がちがうと思う。
2013年9月22日号の婦人公論(中央公論新社)で林真理子・壇蜜両氏の対談記事があった。記事のなかで壇蜜氏は、彼女自身が外陰脱毛したことを明らかにしている。林氏の「昔、陰毛のない女性のことを、どうしようもない淫乱だというので男性から畏れられていたと言いますけれど」に壇蜜氏は「現代に置き換えると、淫乱というのは誰とでもできるという意味で、結果として女神さまになるという計算なのです」と返答している。言葉の選択がすごい。陰部脱毛の意味 彼女の言うことだから間違いはないのだろう。
おかしいなと思うのは、介護をうけるために陰毛を無くする、という意見である。自分が将来介護を受けることを考え、まえもって無くしておくというのだ。それでは今現在の介護現場で、そのような声が上がっているというのだろうか?陰毛がないほうが介護しやすいから処理しておくべきだという意見が出ているのだろうか??介護職に就く患者さんに聞いてみると、そんな話は聞いたことがない、あんまり関係ないと思う、という意見だ。私も高齢者施設に入所中の患者さんを診察することがあるけれど、同感である。
清潔のため陰毛処理を とエステで言われたと患者さんは言う。強い違和感を感じます。
外陰や膣は 口のなかと同じ 多くの菌が棲んでいる。皮膚や腸内も同様である。多様性のある菌叢(きんそう)のおかげで恒常性が保たれノーマルな環境が維持できている。陰毛を処理するかしないかで、清潔かどうかが決まるわけではないのである!
話は違うが、低用量ピルについて。
低用量ピルは 日本の高い承認ハードルを超えて避妊薬として認可されたのが1999年9月である。2008年には保険診療で用いる月経困難症治療薬としても認可された。
低用量ピルの連続服薬(数ヶ月、ピルを飲み続ける。年に数回、休薬して出血を起こす)について、2006年に海外の演者が日本でレクチャーしたものを私は聞いた。このレクチャー受講者は限られた産婦人科医師ではあったが、ピルを数ヶ月にわたって連続服薬することについて、14年前にすでに、国内の医師たちが話をきかせてもらっている。
なのに日本でのピル服薬については遅々として進んでいない。連続服薬どころか、古典的なピル服薬(3週間のんで1週間休薬して出血を起こす)についても遅れている。日本では、ピルを使用可能な年齢の女性での使用率は3%からせいぜい5%だという。
いっぽう、陰毛脱毛はどうか。私が気に留めはじめたのが12年ほど前である。その後10年あまりであっという間に世間にゆきわたっている。この速さはどうだ。あきれてしまう。速さの理由は何か?それは脱毛業界の懸命さ、宣伝(コマーシャル)のすごさであると私は考えている。