高血圧について

高血圧となる人は少なくない。ポピュラーな疾患ともいえる。今は良い治療薬があり、治療効果についてデータが蓄積されてきた。かくいう私(小栗)も昨年の春先から降圧剤のお世話になっている。親が高血圧だったし、いずれは高くなるかと覚悟はしていた。年齢が上がって、やっぱり、高くなってしまったなあ。仕方ないので服薬開始した。

でも、ありがたいことに服薬したら血圧は下がってくれる。薬でコントロールできるのはとてもありがたいことだ。(体重は、そうはいかないなあ。)

高血圧を管理するのに、血圧を測り記録することは大切である。自分で状況を把握すること、自分が健康を維持する主体性を持つことにつながる。

血圧記録は紙媒体を使用する(血圧手帳に書く)ことを推奨したい。医師という第三者が関わるときにはスマホではなく手帳でお願いしたい。

これまでは、製薬業者さんが血圧手帳を提供してくれていた。ところが昨今せちがらくなり、手帳をもらうことができなくなってきた。

左は、降圧剤服用中の患者さんがつけてくれているノートである。許可を得て写真を掲載させていただいた。シンプルにまとまっていてgood。

必要なのは年月日、血圧と脈拍の数値である。評価の基本は朝の血圧で、朝夕測定できるとbetter。

血圧手帳は複雑なものではない。最低限必要なのは上記項目で、さらに服薬記録、日常の簡単なメモができれば充分である。血圧手帳は薬手帳と同様、A6サイズくらいが扱いやすい。100均でもよいので自分のお気に入りのノートを用意して、記録をしてほしい。

2022年10月2日 市民公開講座のお知らせ

性教育講演会のお知らせです。申し込みをいただければどなたでも受講できます。無料です。もう、次の日曜日(10月2日)です。

申し込みをいただくと、Zoomを使っておうちから受講できます!

下のおしらせ画像をクリックすると、申し込み先(愛知県保険医協会)に飛びます。

川村真奈美医師。

中学、高校で数多くの性教育講演を実践なさっています。

国政選挙で引越三ヶ月縛りは厳しい…

参院選が終わり、投票率が今回は52.05%とのことでした。3年前の参院選のそれが48.80%だったので3%(3ポイント)少々、伸びはしましたが半数の人が投票へ行かなかったのです。けさの中日新聞では、自分が投票しても何も変わらないから、といって投票しない若い世代のインタビュー記事がありました。

一方、投票する意欲をしっかり持っていたのに投票できなかったという話を聞きました。それは新しい住所地では3ヶ月経過していないと投票できないというルールがあるからです。もちろん所定の手続きをして投票できる方法はあるのですが、今回、実際に転居先から手続きを試みた人(社会人)の話をきくと、それはちょっと無理だなあと思えるのでした。

異なる市町村へ転出して、住民票を移したらそこから3ヶ月経たないと引っ越し先で投票できません。今回選挙人名簿ができたのが6月21日でしたから、普通に新住所地で投票できるためには3ヶ月前の3月21日までに転入手続きが済んでいる必要があります。

選挙の公示から二週間ちょっとありましたけれど、そのあいだに役所に連絡やりとりして用紙を手に入れ、さらに投票日(7/10)の前日までに、選挙管理委員会のある会場で投票しないといけないそうです(どこでも投票できるわけではないのです)。記入された投票用紙は元の市町村に送られるらしいです(すると、誰が誰に投票したかわかってしまうのじゃないかしらという懸念もわきます)。詳細は市町村によっても異なると思いますが、いま土曜の郵便配達が無くなったことも大きく、手続きのやりとりで日にちが間に合わなかったそうです。

3月は異動の時期です。転勤や進学でこの春、住民票を動かした多くの人が当てはまったと思います。なんとも、残念なことです。