オリーブオイルはやっぱり、いい

よく、栄養のことで患者さんに魚を勧めるが、においやぱさつきが気になるという意見をいただく。においが嫌い、上手に焼かないとパサパサして美味しくないのだと。確かに。

ちりめんじゃこと大根おろし、そしてオリーブオイル。和食からイタリアンなおかずに。

特売で切り身を買ってきた。シンプルに塩焼きしてオリーブオイルをかけるだけ。簡単で、おすすめ!

魚特有のにおい、ぱさつきをおいしく解決するのがオリーブオイルである。魚の香りとオリーブオイルの香りが合うのだ。そして口当たりもまろやかになる。ぜひ、ためしてほしい。

この本を去年の夏に図書館で借りて読んだ。分厚い。(全部は読めず返却した)

イタリアでも、アメリカでも、正しく良いオイルの生産者と、ひどい偽オイルを売るあくどい業者があることがわかる。

そして、ほんもののオリーブオイルは本当に素晴らしい物だということがわかった。

11月は児童虐待防止推進月間です

三重県 いなべ総合病院産婦人科医師、川村真奈美さんからの情報です。川村医師は、児童虐待予防や特別養子縁組の活動に尽力なさっています。

川村医師は特別養子縁組活動の関わりで、中京テレビのスペシャルドラマ「マザーズ」にエキストラ出演なさったことがあります!!

川村医師から、ぜひみなさんでみてほしいリレーメッセージがあるとのことで紹介させていただきます。ご覧いただき、ひろめていただければ幸いです!

トイレットペーパーの表裏

自分がえた情報は、古くならないうちに、とっとと提供しないと意味がありません。…ようやくこのごろ、この事を強く意識するようになりました。

今日は自分が属している保団連という団体の機関誌に載っていた情報を共有したいと思います。トイレットペーパーを使うとき、意識しておくとよいことです。

月刊保団連 2020年10月号

月一回届きます。学術的な論文のほか、文化的な興味を満たす記事も載っています。

私もむかし、論考を掲載していただけました。2004年2月号で、です。

今号の「文化」のコーナーで、NPO法人日本トイレ研究所代表理事 加藤 篤 さんの記事が掲載されていました。この、トイレ研究所の研究所のHPをみてみましたが、楽しそうです。記事内容はトイレットペーパーの表裏についてでした。記事を読んでなるほどなと思いました。内容は加藤篤さんの「note」でも読むことができます。以下、加藤さんの記事からペーパー断面の図解を引用させていただきます。

こちらの図は加藤篤さんのnote 「うんちはすごい」vol.20から引用しました。

表裏の形状が違っているのです。

今までなんとなくトイレットペーパーには表裏があるんだろうなとは思っていましたが用を足したらとっとと出たい場所でもありますから、あまり頓着していませんでした。しかしペーパーの生産者さんらがせっかく、使い心地をよくすべく技術を駆使して作ってくださっているのですから、これからはちゃんと意識して使用したいと思います。

…で、結局どちらが柔らかい側だと思いますか??加藤さんの記事でお確かめくださいね!

減量のために参考となるサイト紹介

涼しくなってきて、食欲が増します。食べて体重が増えるのは胃腸が健康な証拠なのですが、体重が超過するのはもちろん問題です。このごろ減量のことで患者さんに紹介しているネットサイトが二つ、あります。

ひとつ、「おにゃ」さんという、たいへん痩せた女性による献立紹介です。お酒を飲むひとにもよさそうなメニューですよ。

「料理研究家おにゃの体質別ダイエット〜リバウンドなしの食べ痩せ法」…https://ameblo.jp/onya20121217/

もうひとつ、「LINEマンガ」というアプリを使って読む漫画です。糖質をおさえて減量できるというお話で1日1話ずつ無料で読めます。面白く読めるのがいいです。たいくつしません。

「マンガで分かる肉体改造 糖質制限編」…https://manga.line.me/product/periodic?id=0000akrx

こういったサイトはたくさんありますから、いいものがあったら教えて欲しいです。

私のばあいは、20代のころはどれだけ食べ過ぎてもぎりぎり40kg台でした。ここから、30歳すぎますと+2kg 40歳すぎますとさらに+3kgとなり、アラ還である今はさらにもう1,2kg上乗せされようとしています。この夏、ごはんや麺、パンをほぼやめてキャベツにして6週間がまんしたら3kg減りました。でもまたじりじり増加中。1カ月以上かけて落としても数日で増えます。おかしいですよね。ほんと、納得いきません。

月経はデトックスではなく消耗

月経が多すぎることを「過多月経」といいます。なにが多すぎにあたるのかといいますと、レバーのような固まりが出る、日数が一週間以上ある、といった目安があります。また健康診断で貧血(ぎみ)だと判定されたとすると多くの場合、過多月経が背景にあります。

過多月経になるということは、子宮筋腫や内膜症があるかもしれません。

貧血になるには何か原因があるはずです。なにも問題ないなら貧血には、なりません。貧血になる原因には消化管出血(潰瘍、がん、など)や低栄養(偏食)などもありますが、月経のある年齢で最も多い貧血の原因は、やっぱり月経が多すぎることだと考えます。

残念なのは、それを放置していることです。まず血液検査のチャンスがないと貧血だと知ることもできませんけれど、せっかく健康診断をうけて貧血を指摘されているのに放置している人が多いようです。貧血であっても困ることなく生活できてしまうためでしょう。ながく貧血でいると慣れてしまうのと、現代は車はあるしエレベータはあるしで楽チンですものね。

「ずーっとそう(貧血)でしたから」「鉄サプリのんでますから」では、放置していてよいことにはなりません。

...放置していてはダメなこと、こちらの記事もご参考に「過多月経」

そして先日のことですが、患者さんいわく「月経はデトックスだと思っていた」と。つまり月経は要らないもの、出た方が良いものがでるのだと思っていた様子。これは大いなる誤解です。

月経は子宮内膜がはがれて排出される現象ですが、内膜は、やってくるかどうかわからない受精卵というお客さんのために毎回あたらしく用意している「栄養たっぷりのおふとん」なのです。お客さんが来ないと、もったいないことに、それが毎回はがれておちて次また新しいものを用意するのです。つまり栄養やエネルギーを「消耗」することなのです。

やせすぎなど、低エネルギー状態だと排卵できません。なにしろ排卵したら、やってくるのは月経もしくは妊娠という、どちらにせよ体にとってはえらく消耗することだからです。からだのエネルギーが足りないのに、月経をおこしている余裕はありません。だから脳が排卵命令を控えるのです。

月経不順、無月経で受診なさる患者さんには低体重のひとが多いです。その場合まず第一に体重を増やす必要があります。身長にみあった体重なくして排卵は無理です。体重が薬といえます。