Stay Home シェイプアップしたい…

外出自粛生活が3ヶ月におよび、体重が増えて困るという患者さんが大勢いらっしゃいます。わたしもその一人です。

太ったなあと自覚していたつもりですが、前からみるのと後ろからみるのではまた、違うのです。思ったより腰回りは立派になっています。入浴時、後ろ姿をつくづく鏡でみると、がっかりします。

でも、あれ、どこかでみたことのあるシルエットだなあと思ったら そうです、自分の母親の後ろ姿でした。母が入浴するときに見送っていた、なつかしいあの後ろ姿なのでした。

親子で骨格は、たしかに似るのだと実感します。

ドラマ「セブンティウイザン」最終回をみて

70歳女性が初産で女の子を産んだ 一家のドラマ。楽しみに観ていた。最終回がまた、良かった。素敵な夫婦のドラマだ。出産前のお話はドラマを見逃していたので残念。想像だけれど、出産前は夕子が強く決意をかため、出産後からは朝一がしっかり家庭を支えているようだ。がん罹患にめげず、前向きな姿勢で妻をはげます夫(朝一)。妻(夕子)は育児の激務で肺炎になったり、子どもを追いかけるとき転んで骨折したりと散々だけれど、夫に支えられて気品をとりもどす。

家族問題や依存症など臨床心理で大御所である精神科医の斉藤学さんの本をいくつか読んだことがある。うろ覚えだけれど、確かこのようなことが書いてあった。…父親が子どもを愛するのは母親が子どもを愛するのとは違っている。基本、男は自分の妻を愛する。その上で、妻が愛する子どもを、自分も愛するのだ…と。男性によって違うと思うし、斉藤学さんも、(愛する女性なしでも)子どもの面倒をみられる、愛せる男のことを「おっぱいがついた男」と呼んでいる。

何が言いたいかというと、朝市は夕子を愛している。あたりまえだけれど、それが一番大切な”子育て”の基盤なんだろうなと思った、ということです。

疲れて帰ったふたり リュックもおろさず、朝一「お茶のむ?」夕子「いらない…」元気がない。リュック背負ったままカーテンを開ける朝一。

すみません 人物を犬にしています

娘のみらいちゃんを演じている子役さん。夕子が妊娠中にとったVTRを親子3人で観ていたときの表情など、自然でよかった。

思い切ってホームページの引っ越し決行。

一週間前に医院のサイト引っ越しを決意しました。いままで利用してきた無料サイトは、長く見に行かないと広告などで体裁が悪くなるのだろうけれど、抹消するとブログが消えてしまう…それもちょっとつまらない。ということで今の所アカウントは保存中です。

FC2でサイトを作る前は、とある業者にすべて頼んでいました。ブログ無し。その前「小栗産婦人科」のころはHTMLやスタイルシートの勉強をして、ひな形を活用しながらですが医院の情報ページだけ何枚か作っていました。…もう今はそんな作業は無理。

小栗産婦人科のころのサイト…あまりに情報が古くなったのでリンクを消したページがありますことをご了承ください。

こういったパソコンの作業をしていると、すぐに1時間2時間経過します。健康に良くないのです。いまどきの若いひとたちは、どうしてあんなに肩こりするのだろうと不思議でしたがIT化の影響と思います。

コロナウイルス対策、行動を控える意味

緊急事態宣言、愛知県は4月10日に発出。一ヶ月以上経ちました。自分はもともと家で過ごすのは嫌いではありませんでしたけれど、早く収束してほしいものです。

行動を8割減らすことが重要だというのは4月に発表された筑波大の中村潤児先生の発表をネットでみて、納得しました。私は医療従事者ですがコロナウイルスの検査をしていませんし、重篤な患者さんの治療にあたっているわけでもありません。大学病院で、懸命に対策している同級生いわく

「愛知県が東海3県で足並みをそろえて緊急事態宣言を発出したことは意義があることだと思います。この感染症を全体的にコントロールするには人と人との接触自体をコントロールするしかないからです。患者増加が抑制されて、それにより時間稼ぎができれば、我々も準備が進められ、検査体制にしても、受け入れ施設にしても、重症化対策にしても、次の一手を繰り出す余裕が生じるわけです。また新たな治療、ワクチン、新しい検査法などの登場を期待することもできます。」

せめて私は行動を減らしてこの感染症の対策に参加したいです。

今月11日の中日新聞朝刊に、注目すべき記事が載っていました。さすが教育立国コスタリカです。

コスタリカがコロナウイルス感染拡大抑止に成功を収めている

外出自粛要請を市民は守り、商店や海岸、娯楽施設などへの出足は8割以上減少した。

「われわれの最良のワクチンは、規律正しく教育のある国民と強固な保健制度だ。軍に投資せず、保健や年金、教育に多くを費やしてきたことが非常に重要だった」コスタリカ大 ルイス・ビジャロボス元医学部長(英BBC放送 スペイン語版)

2020.5.11中日新聞朝刊 6面の記事より

早く薬やワクチンができますように。

ドラマ “セブンティウイザン”をみて考えた大切なこと

70歳での初産、夫婦の子育てドラマ。まず原作をLINEマンガで読んでびっくりした。なかなか興味深い。作者さんすごいなあ。テレビドラマを録画して、みている。はじめのほう見逃してしまい、ようやく5回目あたりからみているが、もう次回は最終回である!

夫婦を演じる俳優さんも、すてきな人選だと思う。夫の朝一さんが小日向文世さん、妻の夕子さんが大好きな竹下景子さん。

( ↓ 以下ネタバレになるかもしれません。よろしくお願いします)

ドラマが、父親(朝一)の目線で流れていくところがいい。父親が育児の主体、生活を回してゆく主体になっているのだ。夕子が産後肺炎になり入院中、ちょっとなにか食べようと思って炊飯器をあけても空っぽ。妻が炊いていてくれたから、ご飯はあったのだとしみじみ気づく。乳児をひとりでみるということは、大変に緊張し気が休まらないことなんだと気づく。正直で素直な男性のすがたである。朝一が定年退職後であり仕事に出かけなくてよいという設定がいい。

夕子が肺炎で入院したとき朝一は知人にヘルプを求め、おなじマンションで暮らす夫婦とも交流して乗り切っている。それまで朝一は人付き合いが苦手で友人も少なかったというが、子どもが生まれてからはつきあいよくできている。これは…もともと素質があったと解釈すべきか、ドラマだから?というべきか。子どもが生まれたことで人間が本来あるべきところに引き戻してもらえた、人とつながって生活をしてゆくことに目が覚めた、ということはあると思う。

一般的な子育ての場合も、産休育休を取ることで人間らしい生活をとりもどすことができる。女性男性どちらにとっても同じことで、とくに男性の育休はとても重要なことなのである。このドラマでわかる大切なことの一つは、そこではないだろうか。