今日はすこし、書棚に保管している資料の整理をした。すると2003年に入手したコピーが出てきた。コスタリカを訪れた知人が持っていたもので、学校の授業で子どもたちが書いた紙。大きな鳩が書いてあり、その中に平和を維持するために必要なことが書いてある。あまり素晴らしいのでお願いしてコピーさせてもらったのだ。
小学校6年生の社会科の授業。「平和を維持する要素」がテーマで、子どもたちは次々に自分の考えを発表していたという。「平静を保つ」「互いを尊重する」「教育が大切」といった意見がポンポンと。これは常日頃、平和について学びを深めているからできることだ。
せっかくの紙、言葉が読めないのでつい、しまいこんであったのだった。今はグー〇ルがある!さっそく翻訳してもらう。Dialogar ,対話、という言葉が最初によく出てくる。
真ん中の鳩に囲んで書いてあることば La Paz Mundial は世界平和という意味
「心で行動する」、「幼い頃からすべての子どもたちに平和を教える」、…
素晴らしい教育立国コスタリカ。新型コロナウイルスの感染拡大抑止にも成功を収めている。5月11日中日朝刊6面のコラムに記事があった。
われわれの最良のワクチンは、規律正しく教育のある国民と強固な保健制度だ。軍に投資せず、保健や年金、教育に多くを費やしてきたことが非常に重要だった
ルイス・ビジャロボス コスタリカ大学元医学部長の談
(2020.5.11中日新聞記事より抜粋)