「タバコ病辞典」

副題の「吸う人も吸わない人も危ない」というのはどういう意味かというと、受動喫煙の健康被害が大きいということ。自分ではタバコを吸わないのに、受動喫煙のためにやっぱり危ない、という意味です。本をひらくと、解決しなければならない課題のひとつが「受動喫煙の有害性が過小評価されている事実がほとんど知られていない」こととあります。タバコのもたらす病気について、データをたくさんのせて解説してあります。

編者、監修者は禁煙活動で名だたる医師やジャーナリスト。

2004年5月5日第一刷発行。

ふせんを沢山はってあるのは、この本から多くを学んで健康教育に役立ててきたから。

Tobaccoをタバコと書く。”たばこ”と書かない。下記の受動喫煙撲滅機構のサイトにくわしく書かれていますがこれは、多くの禁煙活動団体で遵守されている表現です。大きな理由はタバコは外来品であり、外来語だから。「びいる」「わいん」と書かないのと同じ。それから、ひらがなや漢字で書くことで日本古来のもの、または定着しているものという誤解を生じさせないためです。

公益社団法人 受動喫煙撲滅機構

私が喫煙する患者さんはじめ周りの大切なひとに禁煙をすすめるのは、健康問題はもちろんですが、きのうのブログに書いたようにごまかしやウソでひとをニコチン中毒にするビジネスに怒りを覚えるからです。