日展の彫刻作品を鑑賞

2月なかばまで日展の名古屋展(巡回展)でした。このごろ、ちょいちょい日展へ足を運びます。彫刻家、櫻井真理(さくらい まこと)氏の彫刻を観に行くためです。

櫻井氏は高校の同期生なのです。彼は美術科で私は普通科、在学中はカリキュラムが全く違い、過ごす場所も違うので部活など同じでなければ接点がほとんど、ありませんでした。それが近年、Facebookを活用した同窓会を開くことによって、ほかのクラスだった同期生ともすごく交流できるようになったのです。これはネットのありがたい、良い面です。

さて今回、櫻井氏は「日展会員賞」を受賞しました!!!

幸い、会場で会うことができました。像の前で記念撮影です。

作品名は「やすらぎ」。2020年の6月から9月にかけて制作したそうです。当時の様子を思い出してみると、コロナのための緊急事態宣言からいったん抜けて、なにかできそうかな、という時期でしたね。

石膏の像なのですがブロンズ色です。この着色すばらしい。

モデルは30代日本人女性だとのこと。モデルさん本人はほっそりしたかたなんですと。作り手のイメージで像を創っていくのです。

触れたくなる曲線。なんと、触れてもよいのでした!!…この写真は櫻井くんが撮影してくれました♡

今は大阪市立美術館で3月21日まで展示中。

像は、前から見るとふつうに若い日本人女性、背後からみると筋肉がくっきりとして、マドンナとかミロのビーナスをほうふつとさせます。臀部にある筋肉のさかいめにあるくぼみに気づきますか?「ビーナスのえくぼ」といいます。

いいものは、いつまでも見ていたくなります。

櫻井氏の彫刻は、名古屋市内だと中村日赤病院や北区役所にあるそうです。日展まちなかギャラリーにマップがありました。

また次の展覧会も、鑑賞しに行きます!!

UNIQL〇の変化

外陰がかゆい、あるいは痛いというトラブル。冬場になると増えます。原因の多くは接触性皮膚炎…衣服による接触性皮膚炎です。

パンツスタイルが大勢であるこのごろ。ぴたっとしたパンツや硬い生地のパンツをはいて、あるいはタイツやガードルとパンツを重ね履きして、蒸れてこすれて皮膚炎を起こすのです。原因をなくさないと治りません。擦れる衣服や重ねばきをやめることが治療です。

でも、寒いと「どうしても」重ねばきをなさるのだそうです。

私はおそらく20年くらい前から患者さんに以下のようにお話し続けています。擦れる蒸れるがいけないので、スカートをはきましょう、って。

最もまずいのがGパンです。そういう話をしょっちゅうしているので私は患者さんのあいだでGパンが嫌いな先生と評されているらしいんです。べつにGパンを嫌っているわけではないですが、中高齢女性には確実に不向きだと思います。

Gパンやスキニーなんていうのは若い人はいいんですが、40歳越えたらやめたほうがいいと、外来でお話し続けています。(そのわけもご説明していますよ)

タイトなパンツをはいて平気ならいいですけれど、皮膚トラブルを起こしてしまっているのに相変わらずはいていたら、皮膚がかわいそうです。

外陰の痛さかゆさがあるときに、自分で観てみましょう。まず目で見るんです。見づらければ鏡を使います。…自分で見ていないっていう患者さんがとっても多いんです。でもこれはおかしい。手や足が痒かったり痛かったりしたら、ふつう、見ますよね?それと同じです!じぶんのからだですから。

タイツとスカート、暖かいですよ。やってみればわかります。Gパンて、結構、お尻や腰は冷えるでしょう。タイツをはいてもスカートならしめつけないからOKなのです。空気の層ができるからあったかいですよ。

私はユニクロが大好きで、チラシをみるのも大好きです。10年前と今とでユニクロの品揃えには大きな変化があると思います。10年前は全然無かった、スカートをたくさん売るようになったことです。うれしいことです。

外来で、蒸れる衣服はだめ、きついパンツやガードルは単品でもやめてほしいのに重ねばきしたらもっとだめ、と説明できるよう資料としてチラシを使わせてもらっています。黒木メイサちゃんがユニクロの広告に出ていたころ!パンツばかりでスカートは載っていないです。

くらしと教育をつなぐ 隔月誌 “We”

横浜にあるNPOスペース・ナナが発行している「We」という隔月誌があります。コンパクトな本ですがものすごく読み応えがあり、生きる希望がわく本です。2カ月ごとにこのような充実した内容のものを、よく、出せるなあと思います。1992年4月創刊、かなり歴史がある冊子です。

私は2002年から性教育をはじめました。愛知県田原市の産婦人科医師、北山郁子先生は性教育のパイオニアで、私は幸いにも北山先生のてほどきをずいぶん、受けることができました。この「We」も、北山先生から教えてもらった本のひとつです。以来、購読しています。

2017年秋に、私は横浜のスペース・ナナをたずねてきました。四国五郎さんという数年前に亡くなられた画家の、絵の展覧会があったからです。私は四国さんの絵が大好きなのです。会場には、吉永小百合さんから送られたランの鉢が置いてありました。すごいなと思いました。

Weを、多くのひとに購読していただけるといいと思います。このNPOを応援できることになります。「We」を試し読みしてみたいというかたは、どうぞ、当院で(受付でも、小栗にでも)おっしゃってください。

春日井市図書館のサイトで「We」を検索してもヒットしません、つまり置いていないようです(あったらごめんなさい)が、愛知県女性総合センター「ウィルあいち」(名古屋市東区)の図書室に置いてあった記憶です。

今年のえと、うし

水牛の親子 牛でも馬でも、子どもは親の近くから離れないので紐でつなぐ必要がない

八重山諸島で撮った写真をもとに、おえかきソフトのメディバンペイントを使って描いた。うまれて二週間くらいの仔ウシがかわいかったので絵を描きたくなった。

オリーブオイルはやっぱり、いい

よく、栄養のことで患者さんに魚を勧めるが、においやぱさつきが気になるという意見をいただく。においが嫌い、上手に焼かないとパサパサして美味しくないのだと。確かに。

ちりめんじゃこと大根おろし、そしてオリーブオイル。和食からイタリアンなおかずに。

特売で切り身を買ってきた。シンプルに塩焼きしてオリーブオイルをかけるだけ。簡単で、おすすめ!

魚特有のにおい、ぱさつきをおいしく解決するのがオリーブオイルである。魚の香りとオリーブオイルの香りが合うのだ。そして口当たりもまろやかになる。ぜひ、ためしてほしい。

この本を去年の夏に図書館で借りて読んだ。分厚い。(全部は読めず返却した)

イタリアでも、アメリカでも、正しく良いオイルの生産者と、ひどい偽オイルを売るあくどい業者があることがわかる。

そして、ほんもののオリーブオイルは本当に素晴らしい物だということがわかった。